prayforpeace165’s diary

Pray for peace.すべての人の心に平和と愛のメッセージを。

私のビジョンと鬱経験

私がブログを始めた目的は、

「すべての人の心身の健康、

平和、幸せに貢献するため」

です。

 

自分の経験や昔から密かに強く持ち続けていた信念から、自分にも何か出来ることはないか、とずっと模索していました。

 

ブログはきっかけ作り、はじめの一歩。

種を蒔いて大切に大切に育てて、少しでも役に立てたらと思っています。

 

自分の経験や知識という唯一無二の財産を人々のために活用したい。

そのためにも、まずは私の経験を読者の皆様にお伝えしていきたいと思います。

 

 

私は鬱経験者です。

鬱とはなかなか完治しない、再発を繰り返す、誰でもなる可能性がある、と考えられています。

しかし、私はそうは思いません。

きちんと自分を理解して癒し、治していけば完治します。

そして「誰でも」鬱になるとは限りません。

自分を否定することなく、自分の存在を全肯定でき、自己肯定感の高い人は鬱になりません。

なんでもプラスに捉えられる、心豊かな人は負の感情をもらってしまうことも、周りに振り回されることもないので自分軸をしっかり持つことが出来るので鬱にならないのです。

特に日本人は自己肯定感が低いのでまったく鬱にならない人の方が珍しいかもしれませんが、生涯鬱にならない、なりにくい人も一定数存在すると思います。

理由なく誰でも鬱になるわけではなく、心の奥底に種があって何かのきっかけでブレーカーが落ちてしまう、それは我慢し続けて心が疲れてしまったり、無理をし過ぎて限界に達してしまったためで、悪いことではありません。

「もう十分頑張ってきたから、もう休んで」のサインです。

これ以上頑張ってしまったら本当に心身ともに壊れてしまうから。

だから鬱になることはショックだけど、人生の休息時間、自分を見つめる時間としては大切な経験だったと私自身思っています。

 

とは言え、そう言えるのは回復の兆しが見えて、自分のビジョンがはっきりしてきた今だから言えること。

私自身、鬱になった時、再発してしまった時はとてもとても落ち込み、更に自分を否定してしまい自己嫌悪の嵐でした。

精神科へ通い、薬を処方されても一向に良くならず、

お金をかけてカウンセリングや自分を見つめる講座を受けて治ったと思ったのに、結局また鬱状態になってしまい、もうカウンセラーも自己啓発セミナーも信用できず、自分でなんとかしようとその手の本や情報を手当たり次第に読み込みました。

アドラー心理学、勇気付け、インナーチャイルドアダルトチルドレン毒親、鬱や精神病について…

そして、鬱になるのは「自分を嫌いになってしまった結果、自分を否定してしまった結果、生きる気力や希望がなくなってしまった結果」なるのだと気付きました。

そしてその大きな原因は親との関係や家庭環境によるもので、子供時代に

「あなたはあなたで大丈夫」と存在を全肯定してもらえなかったから、でした、私の場合は。

精神疾患と言ってもいろいろあり、私も専門家ではないため、無責任な断言はできませんし、

個々の性格や家庭環境などによって異なる部分もあると思いますが、根幹として自分の存在を全肯定する安心感が不足した状態、

「自分は自分で大丈夫。生きていて良い。生きる価値のある大切な存在だ」という根拠のない自信、何かを達成したからとか、何かを手に入れたからとかではなく、ただありのままの自分をジャッジすることなく受け容れることが出来ない状態が鬱を招いていると思います。

 

私の場合は3人兄弟の末っ子で兄、姉とは年が離れていたため、常にひとりだけ子供扱いされ(当然ですが)、見下されたり、怒られたり、役立たずだと「感じてしまう」ことが多かったようで、

実際はみんなに可愛がられ、甘やかされて育ったのだと思いますが、それが自分の中ではひとりの人間として対等に扱ってもらえていない孤独感になってしまい、いつも寂しかったのだと思います。

 

親になって思いますが、日々家事や仕事に追われていると子供の相手をしていられない時、思い通りにならずにイライラしてしまう時、

「もう!言うこと聞いて!良い子にして!邪魔をしないで!!!」と思ってしまうことがあり、

子供と同じ目線で話したり遊んだりすることも難しく上から目線になってしまい、

自分が幼い頃、親に向けられるととても悲しい言葉、感情を向けてしまう自分に落ち込みました。

 

親になって子育てしてみて、幼い頃親にされて嫌だったことをしてしまうことがとてもショックでした。

 

親に怒られたり、邪険にされた記憶から、自分の中の幼い頃の自分(インナーチャイルド)が

「私なんていない方がいいんだ」

「お母さんにとって邪魔な存在なんだ」

「せめて迷惑かけないように、ワガママ言わない良い子でいなきゃ」

と言っていること、その我慢してきた悲しい思いが溢れて鬱になったことを自覚している私は再びどん底に陥り、仕事や主人やその家族との関係などの悩みもあり、自分が分からなくなり、生きる希望を失い、ネットで見つけた「鬱は治ります」と断言しているカウンセラーさんに藁をもすがる思いで、この人に賭けてみよう、とカウンセラーへの不信感を振り切って相談することにしました。

すぐには解決せず、それからも自分と向き合う、苦しい日々が続きました。

思考の癖は厄介ですぐに戻ってしまう。

自己否定や自己嫌悪が止まらない。

すぐ自分を嫌いになってしまうし、満たされない思いから人に対しても攻撃的になってしまう、そんな自分も大嫌い…なかなか負のループから抜け出せず、悩み苦しみ続けました。

 

頭ではいろんなことが分かってきたのにそれでも変われない。

またこうしてどん底に落ちてしまう、なぜなのか…

 

それはわかった気になっていただけで

「行動できないから」でした。

 

私は周りに迷惑をかけまいと石橋を叩いて叩いて渡る慎重派、完璧主義な性格で、失敗して怒られたり否定されるのが怖くて怖くて挑戦できない大人に育ってしまったため、

学生時代は言われたことをソツなくこなす優等生でそれなりに勉強して推薦で進学し、受験や挫折を経験せず、要領よく生きてきました。

 

でも社会に出ると自分で考えて行動することを求められるし、確認してばかりだと怒られるし、自分で判断できないためとても戸惑いました。

間違えていたら恥ずかしい、怒られるという恐怖心から分からないことを聞くこともなかなか出来ず、うまくいかないことも出てきてしまい、生きづらさを感じました。

 

完璧主義は失敗が怖いため「行動」できません。

でも「行動」しないと変われません。

やってみないと自分に合うのかどうか分からないし、失敗しながら進むもの、と頭では分かっているものの、新しいことに挑戦したり「行動」ができません。

自分を変えたいなら今までと違うことをしてみたり考え方を変える必要があるのですが、思考は無意識なのですぐに戻ってしまいます。

手っ取り早く変わるためには今までと違うことをやってみて失敗しながら自分に合う方法、居場所を見つける必要がありますが、完璧主義は怖くてなかなか一歩が踏み出せません。

 

怖いからです。

なぜ怖いのか?

「失敗したら怒られる」

「恥ずかしい」

「迷惑をかける」と人目を気にしてしまうから。

 

アドラー心理学「嫌われる勇気」という本がありますが、

完璧主義さんは「嫌われる勇気」がなかなか持てません。

完璧でないといけない、と自分で自分を縛り付けてしまい、その呪縛から自分を解きほどいてあげられないからです、私がそうでした、まだ完全には解きほどいてあげられていませんが…

 

だからこそ、こうして「ブログを書く」という新しいことに挑戦しています。

人に自分の思いを伝える。

今までは自信がなくて、心の中で思っていることはたくさんありましたが「発信」することはあまりありませんでした。

 

人から理解してもらえる気がしなかったから…

自分を否定し続けて自信がないため、自分の発信する言葉や思いが理解を得られるわけがない、と決めつけていました。

 

でも、私は世界に伝えたいことがあります。

信念があります。

 

人は変われる。

苦しみから抜け出すことは出来る。

ただ、ひとりでは難しい、理解者が必要です。

人は人によって救われ、癒されていきます。

でも頼る相手を間違えると更に苦しくなってしまいます。

安心できる、全肯定してくれる、否定せず励ましてくれる人に理解してもらい、寄り添ってもらうことが大切、

その段階を経て、自分自身で自分を励まし癒してあげることができるようになります。

 

鬱経験者だから自信を持って断言します。

鬱から脱却して完治させるには段階があります。

いきなり自分を大切にする、否定しない、は難しい。

ずっと無意識にしてきてしまった癖はなかなか変えられません。

そして自分を変えようとすることは「今の自分を否定していること」になってしまうのでとてもつらい。

 

だからこそ、人に寄り添って共感してもらい、まずは今の自分を受け容れてもらってから、

自分の心に少し余裕や安心感が生まれたらやっと自分自身で自分を癒してあげられるようになる。

私はやっと今自分で自分を癒してあげられるようになってきましたが、ここに来るまでも大変でした。

 

「鬱は治ります」と断言されていたカウンセラーさんに寄り添っていただき約半年。

寄り添う言葉や肯定する言葉をなかなか受け取れませんでしたが、やっと受け取れるようになってきました。

寄り添ってもらい安心感が生まれ、やっと自分の心が分かるようになってきたところです。

その分かるようになった「自分」を大切に、自分のビジョンに向かって一歩ずつ進んでいきたいと思います。

 

カウンセラーになりたいとは思っていませんが、悩める人たちが安心して悩みを吐き出してスッキリできる場所作りができたら、と思っています。

そこで励まし合ってエネルギーを蓄えてそれぞれの場所でまた明日を生きられるようなパワースポット、コミュニティを作れたら嬉しく思います。

 

Pray for peace in your mind.

すべての人の心に平和を。

 

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